私にとって3回目のマラソン大会(2回目のハーフマラソン)、とうとうその日がやってきた。レースに出るときって、すごく楽しみでいろいろ準備したりするのだけど、いつもほんの少しだけ「行きたくないなぁ」と思ってしまう。完走できないんじゃないか、すごくつらいのではないか、また故障しちゃうんでは・・・とネガティブな思いがどんどん湧いてきて、「いっそ参加をやめちゃおうか?」となってしまうのだ。今回もこのネガティブサイクルに入りかけたけど、なんとか振り切って7時過ぎに出発。
実は前日からオットが風邪気味で、大切な文鳥のタロウさんも調子が悪く、半分くらいDNSを覚悟していたのだった。当日起きてみたら、タロウさんもオットもまあまあの体調だったので、わがままを言ってレース参加を押し通した形になった。タロウさんとオット、お留守番させてごめんね。わがままを通したぶん、必ず頑張って完走するからね・・・と心に誓う。
会場の荒川河川敷にはアドバルーンが上がり、派手な音楽がかかっていて人がたくさん。さすが谷川真理だ・・・と感心。着替えてストレッチして会場をうろうろしていたらもうスタート時間。今年から男子と女子のコースが別になり、レース中まわりは全部女性。様々なウェアでおしゃれして、みんな楽しそう。若い女性が多いけれど、年代もすいぶんと幅広い。なんだか女子校に来たみたいだ。
うらうらといいお天気の中、折り返しコースの行きは追い風で楽々。私がいた最後尾集団は仲間同士おしゃべりをしたり、景色を眺めたりしながらゆったりと走る。10kmまではこのまま楽々ペース。8~9kmほどの地点で先頭集団とすれ違う。さすが、エリートランナーたちは走りも意気込みもウェアも全然違う。暖かい気候とはいえ、ランシャツランパンでは寒くないのか・・・と余計な心配をしていたら、3位か4位くらいに谷川真理さんがやってきた。すごいスピードで走りぬけながら(私のウィンドスプリントの3倍くらい速い)、「みんな大丈夫ー?マイペースだよー」と対向ランナーに声をかけ続けている。プロのランナーとはいえ、あのスピードで走りながら声を出し続けるのはつらいだろう・・・と頭の下がる思いになる。思わず「真理さーん!」と呼んだら手を振ってくれた。なんて素敵な人なのだろう。
10km過ぎて折り返し。行きが追い風ということは、当然帰りは向かい風となるわけで、折り返したとたんに強烈な風に吹き飛ばされそうになる。寒いっ!ときどき横風も吹いてきて、精一杯腕を振ってもなかなか前へ進めない。体がどんどん冷えてくる。12~15kmくらいが一番つらかった。「猫背にならないで、上体をしっかり立てて、胸を張って・・・」とフォームをチェックしながら前へ前へ一歩ずつ。ゴールがどんなに遠くても、一歩ずつ進めばいつか着くんだから・・・と自分に言い聞かせる。
18kmを過ぎてから、土手をよじ登る急な坂道。やだなーやだなー、風の影響がしっかり脚に来てるし、上れないよ・・・・と思いつつ、仕方ないのでぼちぼち上がる。ほとんど80%以上のランナーが歩いていた。実際、歩いたほうが速かったのかもしれないが、私は「今回は歩かないで完走する」と自分に約束したので、歩かなかった。えらいぞ、自分!これが次に続く自信になるのだからね・・・などと思いつつ、頭の中で今井美樹の「プライド」を歌いながら(♪だけどいまーは~歩かないこーとだーけが~わたーしの~プライドぉぉぉ♪)ひたすらゴールを目指す。土手に上がるのは苦しかったけれど、高みからの眺望は素晴らしく、遠くに連峰が見えた。こんな景色の中を走れる幸せ、お留守番してくれているオットとタロウさんへの感謝を噛み締めつつ、さああと少しだ、と自分に気合を入れる。
残り1kmでちょっとだけビルトアップしてみたけど、すでに左膝にかなり負担がかかっていたのでほどほどにしておく。そしてようやくゴール!タイムは自分の時計で2時間25分ちょっと。今日のレース条件では十分に満足できるタイム。キロ7分のイーブンでペース走が出来た。
フルマラソンはこの2倍、まだまだ脚力のなさを痛感した。あと1ヶ月、LSDを中心に長時間耐えられる脚を作っていかなくては。
今回の反省点。
・今回は長袖ランニングTシャツにフリースを重ねて走った。暖かさは十分だったが、風には対応しきれない。東京マラソンはビル風と日陰の対策が必要だから、長袖シャツ+ウインドブレーカーのほうがいいかも。下はCW-XとラインサポーターでOKだった。やはり、大半のランナーがランニングタイツを履いていた。キャップはあったほうがいいが、強風だとつばがあおられたりしてかえって邪魔になるので、ニットキャップがいいかもしれない。耳が温かいと全然違う。
・朝ごはん食べ過ぎ。タンパク質と炭水化物を十分に摂取しようとして、玉子トースト1枚、バナナ1本、ロールカステラ1切れ、ミルクティー1杯、カフェオレ1杯をとったら気持ち悪くなった。何事もほどほどにしないとダメだ。レース中のガス切れはなく、カーボショッツを試すチャンスが今回はなかった。12kmくらいで飴をひとつ食べたら美味しかった。気分転換にもなるし、飴は必ずもって走ることにしよう。
・今回のレースでは、完走後に「アミノバイタルプロ」をくばっていた。これを走った後すぐに2袋、寝る前に1袋飲んでみたら、翌日の疲れが本当に軽かった。アミノ酸の底力を見た思いだ。
2度目のハーフを走ってみて、改めてフルマラソンの長さが大きくのしかかってきた感じ。あのハーフを2回走るなんて、今の自分には絶対できそうにもない・・・。しかし、「千里の道も一歩から」、ぼちぼちでものろのろでも、1歩ずつ進めば必ずゴールできるはず。そう信じて、あと1ヶ月、悔いのないようにやってみよう。
最近のコメント